腕時計ブランドの名前は覚えとけ!ニヴァロックスおすすめ8ブランドを紹介したいと思います。
現在の時計界で、シリコンパーツ化を最も推進しているのがスウォッチグループです。
前述のようにグループ傘下のヒゲゼンマイ製造会社ニヴァロックスで、シリコンパーツを安定製造しています。
ヒゲゼンマイまで含め、下の4ブランドの自社製ムーブは、今後すべてシリコン化される可能性が高いです!
■前半紹介する4ブランド
2.ブランパン ヴィルレ パーペチュアルカレンダー8デイズ
3.ジャケ・ドロー グラン・ウール ミニットカンティエーム
4.オメガ スピードマスター ダークサイド・オブ・ザ・ムーン
ガンギ車に始まったパテックフィリップのシリコンパーツは、今やテンプもシリコンベースになっています。
ユリス・ナルダンとジラール・ペルゴは、シリコン製のコンスタント・フォース機構を実用化しています。
時計に初採用されてから15年。シリコンパーツの無限の可能性が、翼を広げつつあるわけです。
■後半紹介する4ブランド
6.ユリス ナルダン ユリス・アンカー トゥールビヨン
7.ジラール・ペルゴ コンスタント・エスケープメントL.M.
8.フレデリック・コンスタント ハートビート マニュファクチュール
ブレゲ クラシッククロノメトリー7727
シリコン製ヒゲゼンマイで先鞭を付けたブレゲは、2013年発表のこのモデルでダブルヘアスプリング化も実現。
巻き上げ方向を互いに逆向きに設置した2つのヒゲゼンマイは、振動時に偏心を相殺して高精度となる。
シリコンのガンギ車とアンクルで毎秒20振動も達成!
テンプの軸(天真)の上下に強力なマグネットを置き、その磁力で天真にかかる重力の影響を極限まで軽減。
磁気帯びしないシリコンが可能にした大発明だ。
径41mm。18KWGケース。アリゲーターストラップ。
参考価格:438万円
ブレゲ人気のおすすめ3モデルをこちらで紹介しています。
参考:ブレゲを評価してみて分かった!ブレゲおすすめ3モデルが天才的!
ブランパン ヴィルレ パーペチュアルカレンダー8デイズ
5日巻きや8日巻きなど、ロングパワーリザーブを得意とするブランバンにとって、軽量なシリコンパーツの恩恵は大きい。
同じ駆動時間でも、より長く精度が安定するからだ。
2013年から順次、ヒゲゼンマイとガンギ車、アンクルをシリコン製に置き替えている。
パーペチュアルカレンダー搭載の8日巻きをシリコン化。
各カレンダーはラク裏のボタンで簡単に調整できる。
ダイヤルは高温焼成工ナメル製。
自動巻き。径42mm。18KRGケース。アリゲーターストラップ。
参考価格:578万円
ジャケ・ドロー グラン・ウール ミニットカンティエーム
シリコン製ヒゲゼンマイの自社ムーブメントを発表しており、メゾンの顔であるグラン・セコンドカンティエームに初搭載した。
ゴールドケースにエナメル製ダイヤルを組み合わせた高級機。
それを今年は中3針の新しいエントリー機に搭載。シリコンがグッと身近に。
シルバーのダイヤルにブルースチールの針が映える。
シンプルな中3針コレクションを、シリコン製ヒゲゼンマイが高性能化する。
自動巻き。径39mmo SSケース。アリゲーターストラップ。
参考価格:98万円
オメガ スピードマスター ダークサイド・オブ・ザ・ムーン
2007年以降、自社製造するコーアクシャル脱進機は、現在すべてがシリコン製ヒゲゼンマイを採用し、高精度化されている。
さらにエスケープメントを構成するすべての部品に帯磁しない素材を使った耐磁ムーブメントのマスターコーアクシャルも2013年に発表した。
外装のほぼすべてにブラックセラミックを用い、漆黒に仕立てた。
シリコン製ヒゲゼンマイ採用。
自動巻き。径44.25mm。セラミックケース。コーテッドナイロンストラップ。
参考価格:116万円
オメガのおすすめ時計ついてはこちらの記事も参考にしてみてくだい。
パテックフィリップ 永久カレンダーRef.5550P アドバンストリサーチ
スイスレバー式におけるシリコンパーツの先駆者は、2006年に独自形状のヒゲゼンマイを、2008年には新デザインのガンギ車とアンクルを発表。
さらに2011年には鼓に似た異形のテンプもシリコンベースの新素材で開発し、調速脱進機のほぼすべてがシリコンに。
2011年発表モデル。
シリコン製脱進機とヒゲゼンマイに加え、特殊形状のシリコン製テンプを初搭載した。
限定300本。
自動巻き。径37.2mmo Ptケース。アリゲーターストラップ。
パテックフィリップのおすすめ時計についてはこちらの記事も参考にしてみてくだい。
ユリス ナルダン ユリス・アンカー トゥールビヨン
シリコンパーツ製造会社を傘下に持ち、シリコン製ガンギ車とアンクルをほぼすべての自社ムーブに採用する。
さらに今年、シリコンによる独自のコンスタント・フォース機構を開発。
トウールビヨンに搭載した。シリコンパーツのパイオニアは、その特性を熟知する。
アンクルを支える2つの板バネを持つC型パーツをシリコンで一体成形。
これをテンプに重ね、板バネの弾性による均一なトルクで脱進し、高精度を得る。
限定18本。手巻き。径44mm。18KRGケース。アリゲーターストラップ。
参考価格:1050万円
ジラール・ペルゴ コンスタント・エスケープメントL.M.
2008年、プロトタイプとして発表した「コンスタント・エスケープメントL.M.」が、2013年シリコンパーツを用いて登場。
下の写真でブルーに見えるのが一体成形されたシリコンパーツで、中央を横切る細いブレードが上下にたわむ際の一定の力で調速脱進機を動かす
独自のコンスタント・フォース機構を初搭載。
弦楽器にも似た美しいメカニズムを、ダイヤル下部にあらわにする。
その左上にパワーリザーブ計も装備。
自動巻き。径48mm。18KWGケース。アリゲーターストラップ。
参考価格:1284万円。
フレデリック・コンスタント ハートビート マニュファクチュール
2007年に自社ムーブ搭載機「ハートビートマニュファクチュール」にシリコン製ガンギ車を採用した限定モデルを発表。
シリコンパーツにいち早く取り組んでいる。
現在はアンクルもシリコン製とし、振り座を持たず、直接天真に設置する独自の構造も考案している。
シリコン製ガンギ車とアンクルを採用した自社ムーブ搭載機。
12時位置に日付表示とムーンフェイズ、 9時位置に24時間表示を備えながら、価格は控えめ。
自動巻き。径42mm。SSケース。アリゲーターストラップ。
参考価格:74万円。
コメント