シックとモダンを融合した高精度クロノグラフ「ゼニス(ZENITH)」
時計好きの方は何度も聞いたことある腕時計ではないでしょうか?
今回は、ゼニス エルプリメロやパイロットの評価として以下のおすすめモデル6選の評価と相場についてお話しします。
・ゼニス エルプリメロ 36.000Vph
・ゼニス エリート ウルトラ シン
・ゼニス エルプリメロ シノプシス
・ゼニス パイロット タイプ20 40MM
・ゼニス パイロット ビッグ デイト スペシャル
・ゼニス パイロット ダブル マティック
ゼニスは創業時から時計の大衆化を見越してマニュファクチュール化に成功し、販路を世界拡大しました。
1969年に開発した自動巻きクロノグラフ・ムーブメントの傑作ゼニス エルプリメロで大きく飛躍しました。
その完成度は時計関係者に絶賛され、ロレックスのデイトナにも採用されました。
現在は3針のエリート・ムーブメントにも力を入れています。
ゼニス エルプリメロ 36.000Vph
新生ゼニスの「原点回帰」を象徴する2010年登場のクロノグラフです。
初期エル・プリメロを紡彿とさせるヴィンテージな雰囲気と、モデル名にも入っている毎時36000回振動の高振動が魅力の人気モデルです。
・自動巻き
・10気圧防水。
・SS
・ケース径42mm
ゼニス エルプリメロ 36.000Vphの良い点
古き良き時代に原点回帰した、往年のゼニスファン好みのシックなフェイスです。遥かにレベルアップしたムーブメントの動きが裏スケから堪能できます。
ゼニス エルプリメロ 36.000Vphの悪い点
前CEOの指揮によって価格設定が随分こなれてきた印象を受けます。
が、まだまだラグジュアリーブランド意識が高く、総じて価格は高いです。
Ref.03.2040.400/21.M2040
正規価格:93万円
並行相場:69万8000円
シールバック越しに見えるエル・プリメロ
毎時36000振動の鼓動とともに、その動きをたっぷりと鑑賞できます。
シースルーを前提として設計されているため、見やすく、その美しい構造までわかります。
初期エル・プリメロを街彿させるクラシック感とモダンな要素が見事に融合した操作ボタンまわりです。
メカニカルハイビートは素っ気ないほどシンプルなリューズを採用しており操作はシンプルそのものです。
ゼニス エリート ウルトラ シン
3.47mm厚の極薄ムープメント、エリート681を搭載し、ケース厚8.3mmを実現したヒットモデルです。
文字盤のロゴ上に配したゼニススターや、無駄を削ぎ落としたインデックス&指針など、シンプルを極めたデザインが美しいです。
ケース素材など豊富なバリエーションも魅力です。
パワーリザーブは50時間以上です。
ゼニス エリート ウルトラ シンの良い点
世界中で知られるキング・オブ・クロノグラフは、ステイタス性も資産価値も安定しています。
世界の経済状況に関係なくプレミア価格を保っています。
ゼニス エリート ウルトラ シンの悪い点
エリートを搭載したドレスモデルになるが、ゼニスの頂点であるエル・プリメロ搭載モデルと比較するといくぶん見劣りしてしまうのは確かです。
Ref.03.2010.681/01.C493
正規価格:56万1600円
並行相場:23万8000円
ゼニスの技術力を凝縮した、わずか8.3mm厚の超薄型ケースです。
手首に沿うようにカーブしたラグが美しいです。
エル・プリメロに比べると、3針エリートは素っ気ないほどシンプルです。
悪くはないが、感動するほどでもないかと。
ゼニス エルプリメロ シノプシス
毎時36000回振動するエルプリメロ4613を、文字盤の9時位置から楽しめる3針モデルです。
裏スケに加え、文字盤にぽっかりと穴が空き、9時位置のスモールセコントがのぞくオープンデザインは当初衝撃的でした。
・ケース径40mm
・自動巻き
ゼニス エルプリメロ シノプシスの良い点
名機であるエル・プリメロのハイビートを3針で堪能できるのはうれしい限りです。
表からも裏からもムープメントが見られます。
ゼニス エルプリメロ シノプシスの悪い点
デザインを優先した結果、秒針が細くなり時間を確認しづらいです。
この芸術的な仕掛けは実用モデルとしては向かないのかもしれません。
Ref.03.2170.4613/01.C713
正規価格:70万2000円
並行相場:51万5000円
穴の内部を見てみると、スモールセコンドの針や歯車がハッキリと見えます。
風防は両面無反射コーティングのボックス型サファイアガラスです。
文字盤には光が当たると美しい輝きを放つサンレイ装飾タイプです。
アワーインデックスにはスーパールミノーバSLN Clが塗布されています。
ゼニス パイロット タイプ20 40MM
大型のコインエッジリューズや、視認性の高いコプラ針など、クラシカルな停まいのパイロットト時計です。
ゼニスの伝統的なパイロットウォッチからのインスピレーション。
英仏海峡の横断飛行に成功したルイ・ブレリオ時代からの伝統が宿ります。
ゼニス パイロット:タイプ20 40MMの良い点
前作はケース直径が58.5mmもあったが、今回一気に40mmまで縮小し扱いやすくなりました。
裏ブタに航空計器のエングレービンクです。
ゼニス パイロット:タイプ20 40MMの悪い点
裏フタにはゼニスの航空計器のエングレービンクが!
しかし、ムーブメント鑑賞のためのシースルーバックは今回消えてしまいました。
Ref.03.1930.681/21.C723
正規価格:72万3600円
並行相場:55万4900円
9時位置には存在感のあるスモールセコンドを配置しています。
毎時28800回振動のエリート681自動巻きムーブメントが搭載されています。
大きく卓越した視認性を誇るアラビアインデックス。
全体にスーパールミノーバが塗布されています。
ケース直径は40mmです。
ゼニス パイロット ビッグ デイト スペシャル
1960年代のゼニス製パイロットウォッチにインスパイアされた2つ目のクロノグラフです。
マットフラック文字盤は5回のサンドブラスト加工を施すことで、クラシカルな質感を演出しています。
左右シンメトリーデザインも秀逸です。
ゼニス パイロット ビッグ デイト スペシャルの良い点
時分針にスーパールミノバが塗布されているため、暗所でも視認性は上々です。
クラシカルながら、普段使いでも十分にいける時計になっています。
ゼニス パイロット ビッグ デイト スペシャルの悪い点
バランスのよさは感じるものの、強烈な個性には欠けます。
エル・プリメロであるということだけでこの価格は少し高い気がします。
Ref.03.2410.4010/21.C722
正規価格:82万800円
並行相場:54万円
モチーフになったのはイタリア空軍向けのゼニス製手巻きクロノです。
左右シンメトリーデザインを取り入れた2つ目のバランスが絶妙です。
シースルーバックから、毎時36000回振動のハイビートで鼓動する名機エル・プリメロが鑑賞できます。
ゼニス パイロット ダブル マティック
世界を駆けるビジネスエリートにふさわしいワールドタイム&アラーム時計です。
文字盤外周に都市名ディスク、その内側に24時間表示、7時位置にアラーム用パワーリザーブ表示、さらに2時位置にはビックデイトを装備しています。
ゼニス パイロット ダブル マティックの良い点
文字盤外周のディスクで代表的な都市の時間を表示する一方、内側のディスクは昼夜と24時間表示をを行っていきます。
ゼニス パイロット ダブル マティックの悪い点
1955年製をルーツにしているわりに、デザインがモダンすぎるかと。
原点回帰路線で開発した方が、より受けたはずです。
Ref.03.2400.4046/21.C721
正規価格:178万2000円
並行相場:115万円
時刻表示用アラーム用に1つずつ香箱を搭載アラームの作動と調整は8時位置のリューズとプッシュボタンで行っていきます。
7時位置にアラーム用パワーリザーブを装備しています。
その左上には、アラームのオン/オフ表示も設置されています。
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