お歳暮は、日頃お世話になっている人、つまり両親や主治医、仲人さんなどに贈るものです。
お歳暮は、12月初旬から20日頃までに贈るのがマナーとされているが、誰にどのような物を贈ったらいいのでしょうか?
今回は、お歳暮の時期はいつ?お歳暮の意味とマナー(礼状・喪中)についてお話しします。
日頃お世話になっている人へ感謝の気持ち
お歳暮は、日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを込めて贈るものです。
長いつきあいの中でとても世話になっている人、つまり両親や主治医、仲人さんなどに贈るべきもので、ちょっと世話になったからと簡単に贈るのはよくありません。
「仲人3年」という言葉がありますが、これはおかしいです。
3年でやめるなら、最初から贈らないほうがいいし、その程度の関係の人に仲人をお願いしたこと自体間違っています。
会社の上司でもとくにお世話になった方以外はやめたほうがいいですね。
お歳暮を贈ることは、お世話になった人への感謝の気持ちの表現ですから価格は問題ではありません。
相手の好みを知っていれば、それに合うものを、わからない場合は、基本的に消費してしまえる食料品などがいいでしょう。
お歳暮のやりとりをやめたいときは、礼状を書いて断わる
あまりつきあいのない知人からお歳暮が届いた場合、贈られたものを『いりません』といって送り返すわけにはいきません。
ありがたくいただいておいて、すぐにお礼状を書くようにします。
相手が目下の人なら電話でもいいでしよう。
そして、贈答品のやりとりをやめたいときは、礼状にその旨を失礼にならない程度に、はっきり書いておきます。
礼状を出せば、何かを贈り返す必要は全くありません。
むしろ物でお返しすることのほうが、かえって失礼にあたります。
先方が喪中の場合でも、お歳暮を贈ることに差し支えはない
先方が喪中でも、こちらが服喪期間であっても、お歳暮を贈ることには何の問題もありません。
ただ、差し上げる場合は、紅白の水引は避けて、品物に奉書紙を巻き“お歳暮”の文字と名前を書いて贈るようにします。
奉書紙は包装紙の上からではなく、品物に直接かけます。
物を贈るときに大切なのは、「感謝の気持ちを持つこと」です。
贈る人を厳選し、心を贈るという贈り物の本来の意味を考えてほしいと思います。
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