世界三大時計のオーデマピゲ!高級時計として君臨する人気と魅力とは

オーデマピゲ




 

40年以上にわたリカリスマ的人気を誇る「ロイヤルオーク」。

なぜこのモデルが衝撃をもって迎えられ、元祖ラグジュアリースポーツ・ウォッチと呼ばれるようになったのでしょうか。

その開発から現在までを見ていきたいと思います。

今回は、世界三大時計のオーデマピゲ!高級時計として君臨する人気と魅力についてお話しします。

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かつてないスタイルの高級時計がデビュー(1972年)

SSを採用した世界初のラグジュアリースポーツ・ウォッチとして、1972年に誕生した「ロイヤルオーク」。

英国艦船の船窓を彿彿させる8角形ベゼル、ベゼルから裏蓋まで貫くビス留めスクリュー、ケースー体型のブレスなど、高級時計の既成概念を覆す斬新な仕様と構造が特徴でした。

 

エレガントな小ぶりの3針タイプ(1977年)

デビューから5年後に発表された「ロイヤルオークデイト(Ref.4100/477)」。

 

オリジナルよりもひと回り小ぶりなモデルで、8角形ベセルや一体型ケース構造といった基本スタイルを継承しながら、文字盤上のディテールなどをチェンジしました。

また、2針から3針へと変化を遂げました。全体的によりエレガントな印象となっています。

 

<バージョンUP点>

搭載ムーブメントが2針のCJ.2121からセンター3針のCJ.2123に変更されました。

ケース径は39mmから36.4mmヘサイズダウンしています。

インデックスの12時位置にAPロゴ、他の部分にはスクエア型のダイヤを配置しました。

 

貴重なレクタン型のクォーツモデル

同じく77年発表の「レクタンギュラーロイヤルオーク」。

70~ 80年代に登場した角型のファーストモデルです。

搭載するのはクォーツのCa1 2511。SS×18KYGのコンピケースで、縦長の8角形ベゼルは4つのリベットで固定されています。

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レアなケース&ストラップ仕様(1993年)

オリジナルから派生した「ロイヤルオーク(Ref。14800/0009)」。

 

バネ棒式のレザーストラップを備えた、シリーズ中もっともユニークなケーススタイルの1本です。

特殊な形状のタンタル製ミドルケース上に、18KPGの8角形ベセルを設置しています。

また、通常とは仕様が異なるピンクダイヤルも、ひと味違った雰囲気を醸し出しています。

 

<バージョンUP点>

自動巻きのCal.2125を搭載しています。

タンタル×18KPGのコンビケースおよび、ブラックのレザーストラップを採用しました。

文字盤にはタペストリー装飾は施さず、外周にレイルウェイインデックスをセットしています。

 

繊細なデザインのアナログ式カレンダー

83年に発表:れたポインター式のカレンダーモデルです。

文字盤の3時位置に日付、9時位置に曜日表示を置き、それぞれアナログ針で指しています。

自動巻きのCal.2124/2810を搭載し、ケース・ブレスともSS×18KYGのコンビ仕様となっています。

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開発時の困難を乗り越え新機軸を打ち立てた名作

オーデマピゲがのちに「ロイヤルオーク」として発表するステンレススチール製の新作を、一部の関係者に公開したのは1971年のことです。

 

そのときはまだ正式名称はなく、「サファリ」という愛称で呼ばれていました。時計界屈指の名門である同社にとり、この新作を開発することはまさに冒険でした。

当時、高級メーカーのケース素材といえば金無垢が常識です。なにより、同社にとってスポーツ時計を手がけること自体初めてだったのです。

 

デザインを担当したのは当時気鋭といわれたジェラルド・ジェンタ。

 

彼はインパクトある8角形のベゼルから、ブレス一体型のミドルケース、裏蓋までを8本のスクリューが貫く、まったく新しいケース構造を生み出しました。

さらに文字盤には「タペストリー」と呼ばれる独特のギョーシエ彫りを採用しました。

 

翌年、この斬新な高級時計が世に登場すると、賛否両論あった前評判を覆し、イタリアを出発点に世界中で大好評となりました。

 

ファーストの成功を受け、ロイヤルオークはしだいにラインナップを拡大します。

70年代後半には自動巻きの3針とレディス、角型のクォーツ、知年代に入るとパーペチュアルカレンダーやクロノグラフ、90年代には「オフショア」といったヒット作を続々と放ちました。

 

そして近年は、デザイン・サイズ・搭載ムーブともオリジナルに忠実な復刻モデル、基本スタイルを堅持しつつモダンな要素を盛り込んだ「オートマティック」の登場が記憶に新しいところです。

これまでリリースした派生モデルは700種以上になります。

業界の「常識」を打ち破り、今が旬のラグジュアリースポーツの礎を築いた偉大なモデルです。

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オリジナルに忠実な2針が復活(1999年)

1999年にリリースされた「ロイヤルオーク(Ref.15202/944)」。

 

オリジナル同様、自動巻きの薄型Cal.2121を搭載した2針モデルであり、ケースサイズもまったく同じ39mmを採用しました。

さらに、バトンタイプの針やインデックス、12時位置の2段ロゴなども取り入れ、オリジナルデザインが忠実に踏襲されています。

 

<バージョンUP点>

ホワイト文字盤に施された装飾は、オリジナルよりもパターンが大きめな「クランド・タペストリー」。

またケース裏には、搭載ムーブメントを見て楽しめるサファイアクリスタル製のシースルーバックを導入しました。

ファーストモデルを完全復刻

誕生40周年の2012年に発表。

Cal.2121搭載に加え、パターンの細かい「プチ・タベストリー」や6時位置のAPマークを復活させるなど、72年の初代をパーフェクトに再現しました。

・自動巻き

・径39mm

・SSケース&ブレス

・定価225万円

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モダンに進化を遂げた現行機(2012年)

2012年に登場したレギュラーの現行ライン「ロイヤルオーク・オートマティック(Ref.15400 1220)」。

 

現代の使用に則したチューンナンプが随所に施されているのが特徴です。

その一方で、8角形ベセルや裏蓋一体型のケース構造などはキープし、不変の人気モデルとして君臨しています。

・自動巻き

・径41mm

・SSケース&ブレス

・定価180万円。

 

<バージョンUP点>

22Kコールド製ローターを擁したCal.3120を新たに採用しました。文字盤は「グランド・タペストリー」パターンのブラックカラーで、ケースとフレスがいっそうエッジの立ったシャープなデザインとなりました。

 

搭載するのは自社製Cal.3120です。

回転効率を考慮した22Kゴ一ルド製の自動巻きローターを備えています。

その精緻で美しい動作は、ケース裏のシースルーバックを通して監賞することができます。

 

オーデマピゲのおすすめモデルについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

関連:オーデマピゲの特徴ある3モデル!オーデマピゲの歴史は技術の高さにある

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